
今回の教室は座学がなく、お昼からの実技講習だけになります。
今日もリラックスムードで先生のトークを交えながら、リズムよく処理されていきます。
先生は現状より、いかに効率的にスピード処理をできるかを考えていて(処理するとどうなるか予測している)、時には色々なツールを使うことがあります。
その中の一つは今回はビニール袋。(日頃の作業をもっと効率的にできるように)

このやり方で処理した商品がこれです。


ワイシャツの黄ばみ処理です。
黄ばみの主原因
1. 皮脂汚れ
• 首回りは皮脂分泌が多く、毎回付着
2. 汗の成分(タンパク質・塩分)
• 乾燥→酸化で黄変
3. 洗剤・柔軟剤の残留
• 蓄積すると変色
4. アイロン熱
• 皮脂が焼き付き固定化
この事を十分踏まえ処理していきます。


**擦れ汚れ(摩擦汚れ)**は、黄ばみと別物で「繊維の表面に押し込まれた黒ずみ」が中心です。皮脂+外気汚れ+摩擦圧縮で発生します。通常洗いでは落ちにくく、前処理の質=仕上がりになります。


染み抜き処理は酵素処理→油性処理→水性処理→漂白処理をしていきます。
最初に予測しておく事は大事になります。


シミの「新旧」によって落ち方は変わります。
• 新しい → 落ちる•
・古い → 酸化・定着


落ちないシミの正体
• 染料変色
• 繊維焼け
• 摩耗
• 蛍光剤変色
これは「汚れではない」
→ 修復・染色領域


クリーニング店に求められる染み抜き処理は
汚れを落とす作業だけでなく、衣類を傷めずに・確実に・再発させない技術と判断力が重要です。
プロとしては
1. 汚れの見極め(最重要)
2. 素材への理解
3. 段階的な処理技術
4. 薬剤知識
5. 色泣き・輪ジミ防止
6. 再発防止の知識
7. 受付段階のヒアリング
8. 説明力(技術と同じくらい重要)
当教室ではこの点をしっかりアプローチして学んでいけます。
最後に最も大事なこと。
• 落とす執念
• やり過ぎない判断
• 素材への敬意
• 経験の蓄積
教室に行く道中での一コマを載せておきます。



鵜川博明
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