2025年8月17日 不入流神戸教室 「洗いの基礎」

今日も暑い! そしてお盆休みの最終日(8/18)

そんな気持ちのゆるみを明日からの“お仕事モード”へと切り替えたい。
そんな良き日に行われた不入流神戸教室の始まりです!

午前の授業

まず本題に入る前に、こんな話題から、、、

最近、いろんなお店や案内で「カスタマーハラスメント防止」のポスターをよく見かけるようになった事をとりあげ、 「お客様と直接やりとりをする私たちのクリーニング業界も同じ、現場で働く人たちが安心して仕事ができる環境があってこそ、良いサービスが提供できる」 という観点から、クリーニング店でもポスター等で注意喚起をする必要性をお話しされました。

そして本題に入ります。

今回のテーマは「洗いの基礎」についてです。 クリーニング業に携わるプロの方にとっては、日々の仕事で当たり前のように行っている作業です。 だからこそ知っておくべき知識のおさらいと、より踏み込んだ情報に触れ、日々の業務に活かしたい。という方にはピッタリの内容となっておりました。

簡単に紹介させていただくと、

まず工場に従事する者の心構えとしての5項目

その中でも洗いのプログラム、コスト管理の重要性についてお話されました。

そこからは項目毎に解説が続きます。

主な項目は

・ 繊維の種類や特徴

・ 素材の特徴と取り扱いに関する注意事項

・ 取り扱い絵表示について

・ 汚れとは何か?

・ 洗浄理論

・ 溶剤の特徴

・ ソープについて

・ 乾燥方法の特徴や注意点 等々

この説明はこんな感じで・・・

毛倒れ(ウオータースポット等)を起こしたベルベットの修復方法は動画で・・・

こんな知っておきたい情報など・・・

実務に関する幅広い内容のお話しが先生の実体験を基に、分かり易い解説付きで進められました。

今日の教室では知識の再確認、そして改めて得た情報など、知識の積み重ねもできた良き学びの時間となりました。

午後の授業

午後からはシミ抜きの実技指導になります。

いつものように、持ち込まれた処理品の検品と処理方法のアドバイスから始まります。

このワンピース処理方法についてや

部分的に白っぽくなってる着物の場合の確認方法は

このように傾けて上から見ると確認しやすい!

この着物は着用時の汗と帯などが擦れる事による”スレ(白化)”が原因と推測されるものでした。

更に今回は大津先生が色々と効果や特性を試されている、

中性でおこなう安全なサビ(鉄分)処理の実演指導もありました!

「これは何に見える?」

Screenshot

「サビですかねぇ」

「その時はこれをこんなふうに」

「紫に変わったらサビ(鉄分)」

そしてこれをこんなふうに処理すると・・

「中性やから安全に鉄分処理ができる。」

今までは鉄分処理の薬剤が使いにくかったものにも使えます。

着物の鉄分処理にも使いました!

こんな感じで午後からの実技教室も、学びの多い時間となりました。

9月の教室のテーマは

”クリーニング消費者説明とカウンタークレーム事例” です。

一緒に学びませんか!

令和7年不入流神戸教室生徒募集 | 不入流神戸(いらずりゅうこうべ)

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不入流神戸 親不神会メンバー。クリーニングの集配サービス“ファミーユ・ヤマモト”代表。1967年神戸で生まれ、神戸で育った生粋の神戸っ子。クリーニング師(国家資格)・TES(繊維製品品質管理士)の資格を持つ。兵庫県クリーニング生活衛生同業組合員・神戸商工会議所会員。 外交専門の営業スタイルで神戸から芦屋エリアを日夜駆け回り中。お客様から頂く信頼のお言葉“任せてるから”の重みを真摯に受け止め、そのご期待にお応え出来るよう、常に様々な学びと情報収集に努めております。 嫁と2男、1女の5人家族。休日は朝から走って(街や山)、それから用事やお出掛け、夜はいっぱい食べて飲む。少ない休日を目一杯詰め込んで過ごすのが好き。

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