不入流(いらずりゅう)神戸 七番弟子 ターメリックマンこと染川です。合言葉は「金曜日はカレー曜日!」です。
3月12日は、平成28年度最終講義となる「洗いと溶剤管理」でした。
クリーニングの仕事をする上で、大前提とも言える「洗浄」とその品質を大きく左右する「溶剤管理」にスポットを当てた講義であり、何故ドライクリーニングするのか?という根本から始まる「洗浄理論」を学びました。
今回は講義に際し、参加する生徒さん・各弟子達それぞれ自社のドライクリーニングに使用している石油系溶剤を持ち寄っていただき、その「酸化値」を測定する実習を行いました。
きちんとした知識で、きちんと管理された環境を作り上げることが、きちんとした品質を産み出す大前提なのだと改めて感じました。
誰も見ていないところだからこそ、しっかりやっていく必要性があるのです。
この後今回のゲスト、エレクトロラックス・ジャパン前野係長より、世界基準のウェットクリーニングシステム「ラグーン・アドバンスケア」に関してのプレゼンをしていただきました。
新しくなった洗濯絵表示である新JIS規格「JISL1931-1〜4」は、国際規格(ISO)をベースにしています。そのウェットクリーニング洗濯試験の基準洗濯機となっているのがエレクトロラックス社製の洗濯機なのです。
概要を説明していただきましたが、やはり実際に使ってみたいところ。
「何でも洗えますが、実は着物はちょっと試したことが無くて…」
不入流神戸にて、未体験ゾーンへ突入!
の、前にお昼です。
カメラを見逃さない大津先生。
プライベートはジーエヌの臼井師範と米井師範。
お昼からは、エレクトロラックス社・ラグーンの実演としみ抜き実技を並行してやっていきます。各自、目的意識を持って参加しているのでテキパキ動きます。
まずは検品。武井師聖を中心に、師範が指導をしながら生徒さんが実際にしみ抜きをしていきます。必要に応じて、色修正や全体漂白も。アドバイスを受けつつ、自分で処理をしていくことから知識・経験・自信を身につけることができます。
みつめられている…米井師範に…
「・・・・・」
方針が決まれば、ドンドンしみ抜きしていきます。
エレクトロラックス・ラグーンではこのスーツを洗っていきます。
WOOLコースで洗います(60分間のプログラムという意味ではありません)
真剣な眼差しで見守る大津先生と、バリウムでテンションの上がっている武井師聖。
この着物も洗っちゃいます。右前に大きくシミがあります。スーツを洗っている間にたたんでネットへ入れておきます。
大津先生にたたみ方を教えていただきましたが速すぎてカメラでも追い切れません…
ラグーンでの手順は、大体↑のような感じで非常にわかりやすくなっています。
さて気になる洗い上がりですが…
「やっぱりシワシワ???」
しかしスチームをあてて乾燥すると…
これ、いいんじゃないですかね?
仕上げをしている間にも着物が洗い上がってきました。
シワもほとんど無いし、シミが落ちてる!すごいぞエレクトロラックス!
そんなこんなでそろそろ片付けを始める時間となりました。
来期に向けての打ち合わせを師聖・師範で行い、最後に大津先生に確認していただきました。来期より私、染川が会計をつとめます!
(ものすごく真面目に話をしています…)
教室の後は、今期最終日と言うことで打ち上げです!(毎回じゃないのかと)
乾杯!お疲れ様です!
全力で学び、全力で遊ぶ不入流神戸教室です。来期からもよろしくお願いします!
染川智洋
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